ミニ菜園の野菜

雨の降る日が多く、蒸し蒸しジメジメ・・・

梅雨明けの知らせが待ち遠しいですね。

玄関先のプランターで子どもたちが育てている野菜が大きくなって収穫できるようになってきました。

先日は、ひのきさんのピーマンが5個も採れました。

『こんなにいっぱいとれたよ』と、目をキラキラさせて給食室の裏口へ届けてくれたピーマングループさんたち。お昼にさっと炒めて、ひのきのみんなで食べました。嫌いだから食べるのはイヤだという子も居るなか、率先してピーマンを口に運んでいたのはピーマングループの子たちでした!!

あすなろさんのトマトも赤くなって収穫を迎え、4個を16等分にしてクラスのみんなで食べました。トマトが好きな子はパクっとひとくち。あんまり好きじゃないけどちょっと食べてみようかなと言う子も。

そんな子どもたちの姿に、自分たちで野菜を育てることは食べる意欲につながっていくんだなと感じさせられました。

7月を迎え、食事に大きな変化が現れているクラスがあります。苦手な物も食べてみようとする子の姿がとても多くなってきているひのきさんです。

ピーマンが採れた日のことでした。ピーマングループのAくんをちょっと観察してみました。採れたピーマンを持ってきてくれたとき、ピーマン食べる宣言を張り切ってしてくれました。食事の時間になってピーマン盛られてみたらお皿のピーマン結構おっきかった→ピーマングループだしピーマン嫌いなんて言えないぞ的な表情で周りを見る→ピーマン好きって言っちゃったしな→やっぱ無理かもと気が付いてお箸でピーマンをつつく→食べてみたらやっぱり苦かった~→お茶でゴクリ。。。無言。。。けれどその後、お皿のおっきいピーマンは無くなっていました。そして食べられたという気持ちの大きさが、その子の表情を笑顔に変えたのでした。

苦手な食べ物はできれば食べたくないものですが、自分たちで野菜を収穫したり周りの子が食べている姿を見たりして『よし自分も食べてみよう!』と思うことだけでも大きな進歩。『保育園でなら食べられそう!』と挑んでみる気持ちが芽生えて、苦手を超える力になっているのかもしれません。

苦手を自分で超えていく子どもの力って本当にすごいなって思いました。